車、カメラ、時計と三大メカニカルものが大好きなxjの徒然なるままに

2008-07-19

#5 1992~1995 Volkswagen Jetta

Lanciaから乗り換えようかどうしようかと迷いながら、ヤナセ本社で車を見た。二度目に見に行こうと東関東道路を走っていたら100kmを軽くオーバーの速度で、突然、タコメータと速度計がゼロに。あれっ、電気系統がおかしいのかなと思ったが、アクセルに車が反応しない。エンジンが一瞬で停止していた。追い越し車線から4車線分くらいノーブレーキで移動しながら、止められそうな路肩を探して、一発でブレーキング。(エンジン停止だとサーボが効かないので、一回しか油圧がかかった状態でのブレーキングはできないので、皆さん、ご注意を)緊急電話まで歩いてJAFを呼んでバッテリーを急速充電してもらう。そのまましばらく走って高速出口から出たところで再度エンジン停止。今度はなじみのヤナセの営業に電話して、迎えに来てもらう。(当時は携帯電話もなく、近所の町工場で電話を貸してもらうが、変な目で見られて大変だった)サイド充電後、ヤナセまで伴走してもらう。結局、この日、Lanciaはヤナセに引き取ってもらい、中古のJettaがうちに来た。

買い換えようかなという考えに敏感に反応したLanciaが、なんとなく機嫌を悪くした女性のようだった。

このJettaは完全なファミリーカー。ベビーカーがゆったり入るトランクを買ったら、車がついてきたと言われ続けた車でもある。ちなみに、これがはじめてのオートマ車で、これ以降マニュアルには載っていない。今はもうない3速オートマで、100kmだすとラジオの音は聞こえず、声を張り上げないと助手席の家内とは会話ができなかった。