見た目のすっきりさを取ってUSキーボードにしているThinkpad X301。この機種のキーボードはかろうじてThinkpadらしさが残っていると思っている。どちらかというとそれ以前の機種で、手元にあるX60のほうが、しゃきっとしたキーの感じと筐体の強度がしっくりとくる。それでも、今はThinkpadもすべての機種がIsolation Keyとなってしまったので、往年のらしさのある最後の機種になった。
唯一の欠点は、日本語入力の切り替えが、USキーボードだと、左Alt+`になっていて、左手親指でAltキーを、同時に左手中指で`キーを押すことになる。これが意外と手の動きがあって、文章を書いている途中に手に意識が行って集中が途切れがち。まあ、慣れの問題でもあるのだが。それで、時々ネットで探しては、いい解決策がなく我慢して使ってきたが、ようやく見つけた。 やりかたは、レジスターの書き換え。どうも、昔のAXキーボードのキーマップを使うと右Altひとつで切り替えキーになるとのこと。さっそく、次のように書き換えた。
前提として、system32フォルダにAX用のレイヤ・ドライバ(kbdax2.dll)が存在すること。そのうえで、HKEY_LOCAL_MACHINEのSYSTEMの\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parametersのところを以下のように書き換える。
オリジナル LayerDriver JPN kbd101.dll LayerDriver KOR kbd101a.dll OverrideKeyboardIdentifier PCAT_101.KEY OverrideKeyboardSubtype 0 OverrideKeyboardType 7 書換え部分 LayerDriver JPN kbdax2.dll OverrideKeyboardIdentifier AX_105.KEY OverrideKeyboardSubtype 1これだと右Altの二つ隣の右Ctrlがカナ切り替えになっていて、これを間違って押してしまうと右AltではIMEしか切り替えられないので、タスクバーの入力モードで元に戻さないといけなくなる。これの対策としては、IMEのプロパティのところの全般のタブにキー設定があるので、ここで右Ctrlキーも日本語入力切替にしてしまうと方法もある。これだと、結局、右Altも右Ctrlもどちらでも日本語入力切替が可能となる。
う~ん、右Ctrlだけでも良いかな。。。
[RICOH GR Digital III 28mm F1.9]
参考Link:http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/041axkbd/axkbd.htmla
使い始めて気がついたのは、これでキーマップを書き換えてしまうと、今度は、Thinkpad独自の音量アップ・ダウンキーやThinkVantageキーが無効になってします。う~ん、これはこれで不便かな。結局、元に戻してしまった、というオチです。