金曜日から週末にかけて上海に出張。
はじめての中国人大学新卒の本社採用。土曜日の朝から11名の面談。前職での経験から、もっとAggressiveな感じかなと思っていたが、意外とまじめで謙虚なのが印象的だった。日本人の学生以上に緊張しているが、なぜ日本で働きたいのか、なぜ日本企業なのかなど、学生とは思えないしっかりとした考えを持っている。全員が普通にコミュニケーションできるレベルの英語がしゃべれるのもすごい。日本語も片言は言える。
夜は一次を通った5名と会食。親戚が日本にいたり、大学の友人が留学していたり、Love日本でアイドル大好きでドラマをみて日本語を覚えたり、日本の漫画も良く知っている。寮生活で2~3人部屋だとか。朝8時から夜10時まで勉強するので、サークル活動もない。
日曜日の午前中かけて最終面談で、3名に内定書を提示。できれば内定受諾のサインが欲しいと言うと、3名全員がその場でサイン。ということで、いきなり3名の内定者決定となった。
それにしても、日本は大丈夫か?日本人の学生が勝てるようには思えなかった。なぜそこまで勉強するのかと聞くと、この写真のように、高層マンションに住むのか、その横のバラックに住むのかの違いになるからとのこと。いまの日本は、機会の提供の平等だけでなく、どうも結果まで平等でないといけないような風潮で、すぐに格差だ何とかと言うが、まじめに努力したものを認めないような社会が、所詮は競争している世界で勝てるのかな?
[Nokia E72]