車、カメラ、時計と三大メカニカルものが大好きなxjの徒然なるままに

2008-08-11

YaPN 悪戦苦闘の日々

ようやくYaPNがインストールできて、E90でMMSの送受信が可能となった。長かった道のり。最後の最後は、改行コードを一つ見忘れていたことが原因。何かの都合でハードリセットが不可避の場合に、再インストールがスムースに行くように手順を思い出して書き出す。(と言っても、かなりの試行錯誤でわけがわからなくっているところも多いが)

skyblue.me.ukさん、その他大勢の方々に大感謝。

1.必要なソフトの収集
・PythonForS60_1_4_2_3rdEd.SIS
・PythonScriptShell_1_4_2_3rdEd.SIS
・appswitch103_unsigned_devcertfree.SIS
・YaPN_0_0_4_unsigned_no_uid.sis

参考リンク:
http://skyblue.me.uk/blogid_1.html/page/4
http://blog.livedoor.jp/nor_cola/archives/51218954.html
http://earlesscat.blog91.fc2.com/blog-entry-218.html
http://padebije.seesaa.net/article/94548661.html
http://grid8.blogspot.com/2008/01/nokia-e61yapn.html
http://blog.goo.ne.jp/menu777/e/3dad0e6e35152ab843c40c46ca48ed50
http://misfits.wordpress.com/2008/04/04/yapn-2/
http://moo2man.blog118.fc2.com/blog-entry-11.html

2.認証の取り方
Nokiaのcertificateのとり方がいろいろと変遷しているようで、今回は、以下のOpen Signed Onlineで比較的簡単にできた。

Symbiansignedのサイトにログインしたら、Symbian Signed - Service Statusから、Open Signed Onlineを選択する。

Application information
IMEI number(端末に*#06#を入れて確認する)
Email(登録時に記載したもの
Application(フルパスで入れる)
Capability informationは[Select all]を選ぶ。

あとはsecurity codeを記入してOKとすると、しばらくして、登録したEmailにリンクが張ってあるメールが来るので、アクセスする。これで申請を確認しているようなので、さらにしばらくして、signedのファイルへのリンクの張ったメールが来る。これをダウンロードして認証は完了。

参考リンク: 
https://www.symbiansigned.com/app/page
http://sky.ap.teacup.com/debslink/851.html

3.インストール
E:/Othersに4ソフトを転送して次の順番でインストール。
PythonForS60→PythonScriptShell→appswitch→YaPN
インストール先はPhone Memoryとした。

4.おまじないファイルの収集
・yapn.log
・yapn_debug.log
の二つのファイルを、E:/Pythonフォルダを作成してコピペ。
ここで呪文のようだが、一旦、メールをどこかに送ってみる。
その後、yapn.logをみると、

YaPN log fileYaPN is started
...
undefinedSelect AP...
default-ap-id: 5(数字は任意で決まるらしい)

と表示される(らしい、いろいろやっていて手順はもうわからない)ので、
default-ap-id: 5
の一行を、次で作成するyapn.confの最後の行にコピペする。

参考リンク:
http://skyblue.me.uk/blogid_1.html/page/4

5.yapn.confの作成(これが最大の障害だった)
最終的なconfファイルの中身は以下のとおり。

wap-proxy: vfkkwapproxy.vodafone.ne.jp
wap-proxy-port: 8080
mms-proxy: vfkkmmsproxy.vodafone.ne.jp
mms-proxy-port: 8080
mms-server: mms
User-Agent: Vodafone/1.0/V702NK/NKJ001 Series60/2.6 Nokia6630/2.39.148 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1
x-wap-profile: http://nds1.nds.nokia.com/uaprof/N6630r100.xml
default-ap-id: 5

注意すべきは、このファイルは普通のWindowsのファイル形式ではだめで、改行コードをLFにする必要がある。UNIX系がそうだそうで、WindowsはCR+LF(書いている本人は意味不明)。
このために、エントランスと言うフリーソフトを使用した。(http://www.asahi-net.or.jp/~tc7y-ssgw/entrans/)なお、試行錯誤したが、エンコーディングは、シフトJISとした。
上記のおまじないファイル2本はWindowsで普通に作成してコピペで問題なし。

最大のミスは、
ネットで見つけたファイルの表記がUser-Agentの行の中で、Profile以下の部分が改行されていたこと。そのために、最後までyapn.conf does not existが出続けた。

なお、今回はvodafoneからのSIMを使っていたので上記で問題なかったが、以下のような記述がネットにはある。(http://marshmallow.justblog.jp/blog/2008/05/yapn-yapnconf-7.html)

User-Agentは端末情報として公開されています。
http://creation.mb.softbank.jp/terminal/index.html
x-wap-profileはMIDProxyでも同じなので次のキーワードで検索
x-wap-profile MIDProxy 705NK
接続設定はVodafoneの設定から次の部分を置換
vodafonelive → softbank
vofafone → softbank
vfkk → sb

6.アクセスポイントの設定
E90でMenu→Tools→Settings→Connection→Access pointsで新しいアクセスポイントを以下の内容で設定する。

Connection name:VF JP MMS (何でも良い)
Data bearer:Packet data
Access point name:mailwebservice.vodafone.ne.jp
User name:vodafonelive
Prompt password:No
Password:???(たとえば、qceffknarlurqgblと言うような英語小文字16文字を入力)
Authentication:Normal
Homepage:mms

さらにOptions→Advanced settingsで、以下の内容で設定する。

Network type:IPv4
Phone IP address:Automatic
DNS address:Automatic
Proxy serv. address:127.0.0.1
Proxy port number:1234

7.再起動
これでE90の再起動をかけると、YaPNが起動するのでアクセスポイントを上記で設定したVF JP MMSを選んで完了。